【ブラック社員見聞録】ごますり同期と、エコヒイキ営業所長 編 

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この記事では僕が出会ったブラック社員をご紹介していきたいと思います。

まずは第1回として、派遣会社であった営業所長とゴマすり同期の新卒Hをご紹介します。

当時、僕は22歳。

ゴマすり同期は24歳。

営業所長Iは45歳だったでしょうか?

新卒上がりで右も左もわからない僕は、遠く地方の地で就業を余儀なくされていました。


はじめてのブラック企業と営業所長Iとの出会い


地方での配属から、遡ること1ヶ月前、

僕は営業所長に初めて出会います。

最初に疑いを持つことになる出来事が起こります。

当時、日本は不況真っ只中、僕は職に就かない事は悪いことであると考えていました。

就活に敗北した当時の僕は、焦っていたのか、血迷ったのかわかりませんが

新卒としては最悪の手を選択してしまいます。

派遣会社へ入社を決めたのです。

派遣という身分であろうとも実務経験を積むことが重要だと思いました。

そして、都内には仕事がたくさんあるのだろうと安易に考えていました。

実に安直に「新卒カード」を手放してしまったのです。

そんな中、本社へ呼び出しが掛かります。

要件は、所属先の営業所長Iと面談をしてほしいとの事でした。

まだ入社前だよなと、疑問に思いつつ面談へ向かいます。

営業所長I「はじめまして、早速だが君には地方のE企業へ行ってもらいたい、面談の段取り は整えている」

僕「・・・・え?考えさせていただけませんか?」

営業所長I「断る場合、更に遠方の企業に配属となるよ?」

ブラック企業ならではの、重要な決断を早急に迫るパターンです。

その場で決断しなければ更に状況が悪くなるというのです。

僕「すみません、引っ越しが発生すると思いますが、それは・・・」

営業所長I「入社前の移動になるので自腹になる。」

僕「(嘘だろ・・・なんだよこれ・・)わかりました。」

折角手に入れた職を手放すことができない、それに失職を選んだときの親の顔が頭に浮かびました。

バイト代で貯めたお金と、親からの就職祝い金をつぎ込み、都合で泣く泣く地方へ引っ越しをしました。

決して安くは無い金額が掛かりました。

今思えば、大変馬鹿な選択をしてしまったと思います。


ごますり同期登場


余談ですが、この派遣会社、従業員にプライドを持たせたいでしょうね。

派遣先に入社するときに辞令に「着任」って書いてあるんですよ。

現状を受け入れたい者にとって少しは足しになるのでしょうが、結局は派遣は派遣。

派遣会社もいろいろ思想めいた事をしてくるものです。

話がそれてしまいました。

そんなこんなで、派遣先に同時期に着任したのは2名、僕の他に新卒Hが1人いました。

先任のリーダーBの元、僕らは配属されましたが、

新卒Hは過剰に営業所長にゴマをするやつでした。

通常、派遣先会社に配属されれば、派遣先の勤務時間に準じます。

新卒Hは派遣先の勤務が終わったあと、毎日のように営業所へ向かい所長に会っていたような

のです。

距離も車で30分は掛かります、新卒が報告することなんてほとんどないでしょうし、

残業もあります、早く帰れたとしても技術職ですよ?知識の習得や参考書読みませんか?

なんだかおかしいなと思いつつもその時はおかしなやつだな程度の認識でした。


そして営業所長のヒイキが始まる


配属されて久しく経った頃、人事考課が始まります。

派遣会社というのは実務状況を把握できません、通常派遣先の担当が実務状況を評価し

派遣会社へ伝え、その上で派遣会社として人事考課をします。

派遣先で上手く人間関係を作れていた僕は、派遣先の人事担当から評価の内容を聞くことができました。

D-Aまでの考課レベルがあるのですが、僕はA評価、新卒HはB評価という評価内容でした。

しばらくたったある日、

僕は新卒Hから思いがけない言葉を投げかけられます。

新卒H「僕の人事考課はAだったようだよ」

僕「え?派遣会社の評価がなぜわかるの?」

新卒H「え?だって所長に聞いたから」

それもおかしいな、なんで自分の評価がすでにわかってるんだよと思いましたが、

新卒HがA評価なら、僕はそれより上か、同じ程度の評価なんだろうなと思いました。

次の日、派遣会社から僕の考課表が送られてきました。そこに記載されていた評価は「B」

おかしい、これはおかしいぞ。新卒Hと評価が逆転している。

僕は、営業所長Iへ問い合わせてみようと思いました。

僕「今回の人事考課の件なんですが、僕はBで、新卒HはA評価なようなんですが」

営業所長I「そのようだね」

僕「派遣先の評価はご存知なのでしょうか?僕と新卒Hに能力差は無いとお聞きしたのですが」

営業所長I「あぁ、新卒Hは毎日のように所に来てくれるし、君の事もよく報告してくれるからね」

営業所長I「それによく土産物も持ってきてくれる、そういうの人間は評価されるよな」

僕「ちょっと待ってください、実務能力考課では無いのですか?それに定期報告はリーダーBが行うべきことなのでは?」

営業所長I「そういった社交性も含めての評価だよ、それに君の評判あんまりよくないと新卒Hから聞いてるよ?」

僕は愕然としました。いやいやもっと公平性を持った評価してくださいよと思いましたが

なんだか、力が抜けていくように引き下がりました。


頑張っても頑張っても報われない


社交性、社会にでるのはこういう事なのかと思いましたが、なんだかモヤモヤします。

しかし、僕も技術職のはしくれ。

実務で評価してもらおうと頑張りました。

リーダーBの評価もよく、いつしか現場ではリーダー補佐のような状況になることができました。

しかし、配属先人事担当の評価も良い、リーダーBの評価も良いのに何故か人事考課は新卒Hの方が高い。

そういう状況が続いていました。


リーダーBの退職


そんな中、先任リーダーBの退職が決まりました。

派遣先の会社とリーダーBによって引き継ぎは僕が指名されていましたが、

営業所長Iの指示で後任リーダーは新卒Hがつくことになりました。

雲行きが怪しい、これはまずいぞと思っていた矢先、

案の定、僕は営業所長Iに呼ばれます。

営業所長I「新卒Hがやりにくいと言っている、しっかりしてもらわないと困る」

僕「特にやりにくいといった空気は無いと思うのですが、仲良くやっているつもりです」

営業所長I「つもりです?新卒Hがそう言っているんだから、そうなんだろ?そもそもお前は社交性無いからな、ここに来るなら土産の一つでも買ってこいよ、そういう所がダメなんだよ」

どうしても新卒Hを可愛がりたい、そういった流れでした。もう止められないなと感じました。


その後


そして、このあとも知らない所で、僕の評価が下がり、頑張っても報われない状況は続いていきました。

いよいよ精神的に消耗していた最後の方は、派遣先の担当も疑問に思って庇ってくれたりと

してはくれたのですが状況は変わりませんでした。

僕は絶望し、その後しばらくして退職することにしました。

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